2010年04月05日

看護管理学会が都内で緊急フォーラム(下)(医療介護CBニュース)

 日本看護管理学会(鶴田惠子理事長)が3月28日に東京都内で開いた緊急フォーラムの後半は、厚生労働省の看護関連検討会の進ちょく状況などについて、坂本すが氏(東京医療保健大医療保健学部看護学科長)ら4人が報告した。報告後の質疑応答では、19日に「チーム医療の推進に関する検討会」がまとめた報告書に「特定看護師」(仮称)の新設が盛り込まれたことに対して多くの質問が出た。

 同検討会の概要を説明した坂本氏は、今後の医師と看護師の関係性について、「あくまで特定看護師は、看護の上に成り立ったところ(業務)の拡大ということを押さえておくべきだ」とし、「(看護師の)アイデンティティーをどのように考えるかが大きな課題だが、時代の流れも把握しなければならない」と述べた。

■NPで声明出さずは「戦略」―日看協

 質疑応答で小池智子氏(慶大看護医療学部准教授)は、「これから看護界に出て行く学生たちにとって、新しいキャリアアップにつながるため、(特定看護師の新設は)大変歓迎されている」と紹介。その一方で、看護師らのチームが麻酔管理を行っているなどの実例を挙げ、「(法律上の「グレーゾーン」が)明確になることで、活動しやすくなる部分もあると思うが、(現行の)保助看法(保健師助産師看護師法)での自由な活動が阻害されないことの保証も重要だ」と指摘した。

 一方、日本看護協会(日看協)常任理事の斉藤訓子氏は、医師の指示なしで医行為を行う「ナースプラクティショナー(NP)」に関する日看協の見解について、昨年夏の同検討会設置後、団体として検討を重ねてきたと説明。2月18日に「日本版NP」の創設・法制化を求める意見書を同検討会に提出したことに関しては、日本医師会との対立や診療報酬改定の議論の妨げになる点を考慮し、「(それ以前は)戦略として、あえて大きな声明は出してこなかった」ことを明らかにした。

■看護師の研修制度、成果を集めて「次の行動を」

 このほか、「新人看護職員研修に関する検討会」で座長を務める石垣靖子氏(北海道医療大看護福祉学部教授)は、4月から努力義務となる新人看護職員研修について、「(厚労省の)ガイドラインにのっとった企画を立てることで予算が付くので、ぜひそれを推し進めていただきたい」と要望。また、医師臨床研修制度が努力義務から制度化までに30年以上かかったことから、「これからの医療の在り方を考えると、看護師の教育は非常に重要なので、各施設でこのガイドラインに関して成果を集め、次の行動に移さなければならない」と訴えた。


【関連記事】
看護管理学会が都内で緊急フォーラム(上)
特定看護師の制度化に向け来年度から検討を
特定看護師創設、「今後を注視」―日医
チーム医療推進へ「特定看護師」創設を―厚労省検討会が報告書案
「歴史的な一幕」―「特定看護師新設」で日看協・坂本副会長

<警察庁長官>「初動捜査の高度化」指示 全国刑事部長会議(毎日新聞)
「ザ・コーヴ」出演女優、現地で漁中止訴える(読売新聞)
天皇、皇后両陛下 京都・平等院を訪問 (毎日新聞)
郵貯限度額、修正に否定的=30日の結論目指す−鳩山首相(時事通信)
竹下通りであわや大惨事!「芸能人がいる」デマに女性殺到し将棋倒し(スポーツ報知)
posted by ヨシムラ セイジ at 15:23| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年04月02日

【悠々往来 ローカル線の魅力】「水間鉄道」 参拝客を運び80年(産経新聞)

 ■うどん業者の支援…随所にサービス精神

 かつて紡績業で賑わった大阪府貝塚市。新興住宅地と旧市街地、田畑が混在する町を走る水間鉄道は、厄除け観音として知られる水間寺への参拝客を運ぶため大正時代に開業した。80年以上を経た今、その役目は通勤、通学、買い物など地域の交通手段に変わった。大阪近郊の、小さな鉄道の魅力を探った。(文 藤谷茂樹)

 乗り込んだ列車は貝塚駅をそろりと発車した。東急電鉄から譲り受けたステンレスボディーの元7000系。単線の鉄路は、民家や商店の塀スレスレに敷かれている。直進に入ってやっとスピードが出たと思うと、次の貝塚市役所前駅に到着した。

 終点までわずか15分。だが停車駅が多いためか、和泉の山々が間近に迫っているせいか、意外と遠くに来た感じがした。

 到着した水間観音駅の駅舎を見上げると、五重塔のてっぺんにある「相輪」が屋根から突き出している。水間寺の三重塔にあやかった大正15年築の駅舎で、平成11年に国の登録有形文化財に登録された名駅舎だ。

 水間寺では泉佐野市の無職、野田隆さん(70)が本堂で手を合わせていた。「よく家族の厄除けを願います。今日は古札を納めに来ました」。奈良時代に、聖武天皇の命で行基が開山した水間寺の本尊は観音様。行基が観音様を天皇に捧げたところ、天皇の病が治ったのが厄除け観音の由来だという。

 正月三が日には数十万人の参拝客を運ぶ水間鉄道だが、近年は自動車に押されて利用客を減らし、茨の道を歩んできた。そして平成17年に会社更生法適用を申請。経営立て直しと運営に名乗りを上げたのが、うどんなどの外食チェーンを展開する「グルメ杵屋」(大阪市住之江区)。日本一のうどんどころ香川県もびっくりの、日本で唯一うどん業者が経営支援する鉄道会社の誕生だ。

 随所に杵屋らしい工夫を凝らす。貝塚駅の改札脇にある大きな窓は、駅員が働いている姿が見えやすいよう改良した。うどんを打つ職人の姿を見せる、杵屋得意のサービスにつながる工夫だ。

 水間鉄道の坂本昌佑運輸部次長は「駅員は小さな窓から手を出し切符を売るというイメージでした。中を見せることでお客さんとの距離が近づき、働いている姿が見えるので駅員もテキパキと仕事をこなすようになりました」と話す。

 電車内で落語会を開くなどユニークなイベント展開もスタートさせ、イベント時や年末年始に水間観音駅でうどん、そばを販売し始めた。好評だったことから、昨年末に電車をあしらった紙製ケースを作ってうどんを販売したところこれも人気になったとか。

 もちろん駅舎の改修や自動列車停止装置(ATS)の導入にも取り組んだ。グルメ杵屋の森田徹専務は「ATS設置は、経営難で遅れていましたので真っ先に取りかかりました」と振り返る。

 ◇ 

 寺の境内に「お夏清十郎の墓」があった。南北朝時代、身分違いの許されない恋をした2人が互いを思う強い気持ちで最後は結ばれる物語。墓前のプレートに正岡子規の「契らばや 君は赤 われ白椿」が添えられていた。2人を詠んだ句ではないが、仲むつまじい姿が思い浮かんだ。

 そして戻った水間観音駅で、構内の端にクリーム色の電車が展示されているのを見つけた。昭和50年代に活躍した、南海電鉄から譲り受けた501形だ。大きな車体は役目を終えて骨休めしているように見えた。水間鉄道のおかげで、様々な時代を感じる時間旅行ができた気がした。

                   ◇

 約1年にわたって掲載した悠々往来は今回で終了します。

<独禁法違反容疑>ジョンソン・エンド・ジョンソン立ち入り(毎日新聞)
<男児餓死>保護責任者遺棄致死罪で両親起訴 奈良(毎日新聞)
<酒気帯び>容疑で自衛官逮捕 乗用車に追突 山口・宇部(毎日新聞)
福島党首「グアム移設時間かかる」主張を軟化(読売新聞)
<雑記帳>五輪銅の加藤選手が凱旋パレード 山形(毎日新聞)
posted by ヨシムラ セイジ at 00:57| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

広告


この広告は60日以上更新がないブログに表示がされております。

以下のいずれかの方法で非表示にすることが可能です。

・記事の投稿、編集をおこなう
・マイブログの【設定】 > 【広告設定】 より、「60日間更新が無い場合」 の 「広告を表示しない」にチェックを入れて保存する。


×

この広告は1年以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。