2010年04月02日

【悠々往来 ローカル線の魅力】「水間鉄道」 参拝客を運び80年(産経新聞)

 ■うどん業者の支援…随所にサービス精神

 かつて紡績業で賑わった大阪府貝塚市。新興住宅地と旧市街地、田畑が混在する町を走る水間鉄道は、厄除け観音として知られる水間寺への参拝客を運ぶため大正時代に開業した。80年以上を経た今、その役目は通勤、通学、買い物など地域の交通手段に変わった。大阪近郊の、小さな鉄道の魅力を探った。(文 藤谷茂樹)

 乗り込んだ列車は貝塚駅をそろりと発車した。東急電鉄から譲り受けたステンレスボディーの元7000系。単線の鉄路は、民家や商店の塀スレスレに敷かれている。直進に入ってやっとスピードが出たと思うと、次の貝塚市役所前駅に到着した。

 終点までわずか15分。だが停車駅が多いためか、和泉の山々が間近に迫っているせいか、意外と遠くに来た感じがした。

 到着した水間観音駅の駅舎を見上げると、五重塔のてっぺんにある「相輪」が屋根から突き出している。水間寺の三重塔にあやかった大正15年築の駅舎で、平成11年に国の登録有形文化財に登録された名駅舎だ。

 水間寺では泉佐野市の無職、野田隆さん(70)が本堂で手を合わせていた。「よく家族の厄除けを願います。今日は古札を納めに来ました」。奈良時代に、聖武天皇の命で行基が開山した水間寺の本尊は観音様。行基が観音様を天皇に捧げたところ、天皇の病が治ったのが厄除け観音の由来だという。

 正月三が日には数十万人の参拝客を運ぶ水間鉄道だが、近年は自動車に押されて利用客を減らし、茨の道を歩んできた。そして平成17年に会社更生法適用を申請。経営立て直しと運営に名乗りを上げたのが、うどんなどの外食チェーンを展開する「グルメ杵屋」(大阪市住之江区)。日本一のうどんどころ香川県もびっくりの、日本で唯一うどん業者が経営支援する鉄道会社の誕生だ。

 随所に杵屋らしい工夫を凝らす。貝塚駅の改札脇にある大きな窓は、駅員が働いている姿が見えやすいよう改良した。うどんを打つ職人の姿を見せる、杵屋得意のサービスにつながる工夫だ。

 水間鉄道の坂本昌佑運輸部次長は「駅員は小さな窓から手を出し切符を売るというイメージでした。中を見せることでお客さんとの距離が近づき、働いている姿が見えるので駅員もテキパキと仕事をこなすようになりました」と話す。

 電車内で落語会を開くなどユニークなイベント展開もスタートさせ、イベント時や年末年始に水間観音駅でうどん、そばを販売し始めた。好評だったことから、昨年末に電車をあしらった紙製ケースを作ってうどんを販売したところこれも人気になったとか。

 もちろん駅舎の改修や自動列車停止装置(ATS)の導入にも取り組んだ。グルメ杵屋の森田徹専務は「ATS設置は、経営難で遅れていましたので真っ先に取りかかりました」と振り返る。

 ◇ 

 寺の境内に「お夏清十郎の墓」があった。南北朝時代、身分違いの許されない恋をした2人が互いを思う強い気持ちで最後は結ばれる物語。墓前のプレートに正岡子規の「契らばや 君は赤 われ白椿」が添えられていた。2人を詠んだ句ではないが、仲むつまじい姿が思い浮かんだ。

 そして戻った水間観音駅で、構内の端にクリーム色の電車が展示されているのを見つけた。昭和50年代に活躍した、南海電鉄から譲り受けた501形だ。大きな車体は役目を終えて骨休めしているように見えた。水間鉄道のおかげで、様々な時代を感じる時間旅行ができた気がした。

                   ◇

 約1年にわたって掲載した悠々往来は今回で終了します。

<独禁法違反容疑>ジョンソン・エンド・ジョンソン立ち入り(毎日新聞)
<男児餓死>保護責任者遺棄致死罪で両親起訴 奈良(毎日新聞)
<酒気帯び>容疑で自衛官逮捕 乗用車に追突 山口・宇部(毎日新聞)
福島党首「グアム移設時間かかる」主張を軟化(読売新聞)
<雑記帳>五輪銅の加藤選手が凱旋パレード 山形(毎日新聞)
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2010年03月28日

5歳児餓死、母親「腕にアイロン当てた」(読売新聞)

 奈良県桜井市で吉田智樹ちゃん(5)が餓死した事件で、母親のパート店員真朱(まみ)容疑者(26)が「智樹の腕にアイロンの先を押し当てた」と供述していることがわかった。

 智樹ちゃんを自宅のロフトに閉じ込めていたことも判明し、奈良地検は24日、真朱容疑者と父親の会社員博容疑者(35)を保護責任者遺棄致死罪で起訴した。裁判員裁判対象事件となる。

 捜査関係者によると、智樹ちゃんの遺体にアイロンの先とみられる三角形のやけど跡のほか、あざが全身にくまなくあった。真朱容疑者は「イライラした時などにアイロンでやけどをさせた。頭を机に打ちつけたこともあった」と供述しているという。

 真朱容疑者は妹(3)が生まれた3年前から智樹ちゃんを虐待。トイレや風呂以外はロフトに放置したまま、食事や外出をしていた。真朱容疑者は「部屋を広く使うためだった」と話しているという。

 起訴状などでは、2人は、日頃から智樹ちゃんを屋外に出さず、おにぎりと水などわずかな食事しか与えずに放置。昨年9月以降、智樹ちゃんが衰弱しているのを知りながら医師の治療や十分な食事をさせず、餓死させたとしている。

足利事件の影響 裁判所の証拠検討より慎重に(産経新聞)
拉致支援法案が衆院通過(時事通信)
食料自給率、20年度に50%=食品安全庁設置へ−農業基本計画(時事通信)
<国家戦略相>高効率石炭発電も 国際協力銀の融資先で検討(毎日新聞)
<判決文偽造>元書記官に懲役11年 さいたま地裁判決(毎日新聞)
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2010年03月26日

<傷害容疑>中3長男と口論、殴り重体 38歳父逮捕 愛知(毎日新聞)

 愛知県警豊田署は21日、中学3年の長男(15)を殴って意識不明の重体にさせたとして、同県豊田市平芝町、会社員、中根幸男容疑者(38)を傷害の疑いで逮捕した。

 容疑は20日午後8時20分ごろ、自宅で長男の顔を右手で3回殴って外傷性くも膜下出血に陥らせたとしている。

 同署によると、中根容疑者は長男に部屋を片付けるように言ったが、無視されたため口論になった。中根容疑者は「まさかこんなことになるとは。えらいことをやってしまった」と容疑を認めているという。中根容疑者は以前にも長男に同様の注意をしたが、言うことをきかなかったという。

 中根容疑者宅は夫婦と子ども5人の7人家族。長男の通う中学によると、長男は29日に定時制高校を受験予定。同校は長男について「優しく穏やかな性格なのに」と驚いていた。【中島幸男】

干潟でタコ掘り漁=熊本県荒尾市〔地域〕(時事通信)
黒澤財団 無断で「理事」記載、3監督が苦情(産経新聞)
【Web】プロ野球ネット中継 ビジネスなるか?(産経新聞)
中井洽国家公安委員長、議員宿舎のカードキーを女性に貸与 週刊新潮報道(産経新聞)
<仏像展>新潟展会場 市美術館から県立近代美術館に変更(毎日新聞)
posted by ヨシムラ セイジ at 02:13| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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